宇都宮の音楽教室・リトミック|カンティアーモ
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自分に合った曲探し2024.07.02
自分に合った曲を探すことは、意外と大変ですよね。カラオケに行って、何を歌えばいいかわからない!と思う人は少なくありません。せめて1曲だけ持ち曲が欲しい!そんなご要望がよくあります。恥ずかしくて人前では歌えないと思っていても、友人や職場の同僚と行ったとき、自分だけ歌わないと場の雰囲気を壊しかねないとも考えます。さぁ、こんなシチュエーションになったら、あなたはどうしますか?
焦るまえに、準備をしましょう。
まずは、いつも聞いている曲を歌ってみましょう。好きな曲を歌ってみることがカラオケを楽しむための一歩です!もし、途中で苦しくなるようでしたら、1番が終わったら、終了してしまうのもありだと思います。ほとんどの曲が、1番終了までの時間は1分30秒程度です。(バラードで長くて2分程度。)歌っている間は永遠の時間に感じられても、あなたの緊張は、1分30秒で終わるのです。少し気分が楽になりましたか?
では、歌ってみて気持ちいいーー!と感じたあなたは、次に歌いたい曲を探します。次ももちろん好きな曲でもいいのですが、最後まで歌える曲に挑戦すると良いでしょう。
皆さんは、最後まで歌える曲を選ぶとき、何を考えて選びますか?テンポの速さ、音の高さ、言語、などいろいろ選曲方法はあります。アニメソングによくありますが、このアニメの曲だからというのも選曲方法の一つですね。ご自身の基準になる選曲方法は、人それぞれ違います。
テンポの速さの好みは、人それぞれ全く違います。これは、体内で感じるリズムによって、違いがあり、それは日々その瞬間でも違ってきます。昨日は、ロックな気分だったけど、今日はバラードの気分といったように、好きな曲は日々違うのです。さぁ、今日はロックな気分。少し早めのテンポ。
次は、音の高さです。近年、曲中の音がどんどん高くなってきて、カラオケでカバーするのが難しくなってきたと思います。特に男声曲が難易度爆上がりです!それでも歌える曲はまだまだ存在しているのでご安心ください。一般の人の音域は約1オクターブ半~2オクターブ弱です。プロの音域は、2オクターブから3オクターブ以上となっています。ちなみにオクターブは、例えばド~次のドまでのような12音上の音を言います。好きな曲はどれも高音が目立つ曲ばかりで、歌えないと思うかもしれません。いつも出さない声を出すのは、また勇気が必要です。私は原曲のまま歌いたいと思ってしまうのですが、音程を下げて歌うことができるのは、カラオケのありがたいところです。-1は、半音だけ全体的に下がるということですので、1音下げたいときは-2にしてください。そして、男性が女声曲を、女性が男声曲を歌う場合、1オクターブ変えればいいと思っていませんか?実は、そうではありません。男性が女声曲を歌う場合、歌いやすい音程より、だいたい4~5音ほど高くなっています。そして、女性が男声の曲を歌う場合、歌いやすい音程より、3~4音ほど低くなっています。(もちろん個人差はあります!)このことを踏まえて、自分の声に合った曲探ししましょう。
次は、言語です。私は日本人なので、日本語の曲を選択します。しかしたまに他言語の曲を歌いたくなります。殆どは英語だと思いますが、私はクラシック音楽も歌うので、イタリア語やドイツ語の曲を歌うことがあります。シャンソンを歌うならフランス語、ボサノヴァを歌うならポルトガル語など、曲に合った言語になります。最近では、韓国系アイドルグループが人気なので、お好きな方は、韓国語を歌うこともあるでしょう。私は、言葉を理解するとても良い機会だと思います。好きだから知りたいという思いが、自然とその多言語を覚えるきっかけになるからです。私はまだまだ知りたい言葉がたくさんあります。レッスンでは、読み方はもちろん私が知っている言語でしたら、文法や意味を考え、より言葉への理解を深めてもらいます。感情をこめて歌うということは、言葉を理解し思うことから始まります。気持ちを作るということは、ただ喜怒哀楽だけを考えるのではないはずです。人の感情はとても複雑なものです。自分にない感情もあると思います。曲の中でなら疑似体験できます。自分だったらこうするけど曲中の主人公はこうなるんだなぁと、自分と感覚の違いを発見し改めて考えることになるでしょう。歌が小説のような世界だったら、とても楽しいですよね。では、日本語の歌詞の場合、私は、生徒さんに読んでもらいます。しかしただ読むのではなく、セリフを読むように気持ちを乗せて読んでもらいます、その気持ちのまま歌ってもらうと、まるでプロの歌手のような素敵な歌に仕上がります。今まで考えもしなかった感情が出てきて、曲の世界に入り込むことになるのです。気持ちだけではなくその主人公がいる風景だったり、暑さ寒さだったり…ここまでできたら最高です!言葉から読み取れることは全て表現できたら楽しいと思いませんか?
歌うことは、楽しいことです。
さぁ、みんなで歌いましょう!!