宇都宮の音楽教室・リトミック|カンティアーモ

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音楽が脳を活性化!集中力アップの科学的根拠2024.06.25

音楽を聴いて、リラックスしたり、興奮したりすることはありますか?勉強中や作業中に音楽を聴きながらすることがあると思います。そして、カフェのような雑音の多い中でもそのような光景を目にします。では、なぜ人は集中したいときに音楽を聴くのでしょうか?

 集中力アップの秘訣!音楽を聴きながら勉強や仕事の効率を向上させよう。

(1)勉強に集中できる音楽ジャンルとその効果

  ・クラシック音楽 

  穏やかな集中力を高める効果があります。 特に、バイオリンやピアノの独奏曲のような安定した音の大きさが続く楽曲がオススメです。バッハに代表するバロック音楽全般が記憶力を高める効果があるとされています。そしてモーツァルトの曲には、記憶力の向上と認知症の改善、想像力や創造力の育成、不安やストレス軽減などと言った効果があるとされ、これらを「モーツァルト効果」と言います。モーツァルトの音楽には高周波が脳に刺激を与える特性をもっている。

 

  ・ジャズ&インストゥルメンタル

  創造性を刺激するリズムがあります。 特に、8ビートの半分の速さで作られたジャズ曲は、ゆったりとした気持ちになりながら集中できます。

Cozy Night Jazz: リラックスできる雰囲気のジャズ音楽で、集中力を高めましょう。

Smooth Jazz Vibes: 歌詞のないスムーズなジャズで、作業や勉強に没頭できます。 Nighttime Inspiration: 夜は創造力の源となることが多いです。クリエイティブな活動には、居心地の良い夜のジャズがぴったりです。

(2)仕事や作業に適したBGMの選び方

仕事や作業に適したBGMを選ぶ際は、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。

・歌詞がないこと

 歌詞があると、言葉に注意が向き、集中力が散漫になる可能性があります。インストゥルメンタルやクラシック音楽がおすすめです。

・テンポが適度であること

 あまり速すぎると、興奮してしまい、遅すぎると眠くなってしまうことがあるため、50~80BPMの曲が創造性を高めるのに適しています。

・曲の長さが適度であること

 短すぎると曲の切り替わりが気になり、長すぎると飽きてしまう可能性があるため、適度な長さのBGMを選ぶと良いでしょう。

(3)クラシック音楽が脳に与える刺激と記憶力向上の関係

クラシック音楽を聴くことは、脳に多くの良い影響を与えるとされています。特に、記憶力向上に関連して以下のような効果があるとされています。

・脳の活性化

クラシック音楽は、脳の様々な領域を活性化し、情報処理や記憶の形成に関与する神経回路を刺激します。これにより、記憶力が向上する可能性があります。

・ストレスの軽減

ストレスは、脳の機能を低下させる要因の一つであり、長期的なストレスは、記憶力の低下につながることがあります。クラシック音楽は、ストレス軽減に役立つとされています。

・集中力の向上

バロック音楽のような一定のリズムやメロディーが繰り返される音楽は、脳の集中力や記憶力をたかめる効果があるとされています。これは、音楽が脳の神経回路を刺激し、記憶の形成や保持に関与する脳の領域を活性化させるためと言われています。

・創造性の刺激

クラシック音楽を聴くことは、創造性を高めるのに役立ちます。先にもお伝えした通り、例えば、モーツァルトやバッハの音楽は、脳の活性化に効果的であり、記憶、認知、問題解決に関連する脳活動を引き起こすとされています。

これらの効果は、音楽が脳に直接的な刺激を与えることによるもので、特にクラシック音楽は、その効果が高いとされています。ただし、個人の好みや反応は異なるため、自分にとって心地よいと感じる音楽を選ぶことが重要です。音楽を聞く際には、適切な音量でリラックスできる環境を整えることも効果を高めるポイントです。

2.音楽で集中力を高める仕組みを科学的に解説

(1)聴く音楽が脳内ドーパミンの分泌に及ぼす影響

音楽を聴くことは、私たちの感情や心理的な状態に大きな影響を与えることが知られています。特に好きな音楽を聴くと、脳内でドーパミンという神経伝達物質が放出されることが判明しています。

ドーパミンは、報酬系や快楽を制御する神経伝達物質です。脳内で活発に働き、気分を高めたり、楽しみを感じたりする役割を果たしています。好きな音楽を聴くと、脳内の報酬系でドーパミンが放出されます。このドーパミンは、快楽や興奮といった感情に直結しており、ストレスホルモンを減少させる効果があります。音楽は、私たちの心と身体に良い影響を与えることがわかっており、気分を高めたり、ストレスを軽減したりするために活用できる素晴らしいツールです。

(2)リラックス効果と注意力向上につながる自然音の魅力

自然音は、ストレスを軽減し、リラックス効果をもたらします。自然音は、「1/fゆらぎ」と呼ばれるリズムを持っており、このリズムが含まれている音を感じることで、リラックス効果を得ることができます。

 自然音とは…

  ・波の音

  ・川のせせらぎ

  ・雨の音

  ・鳥のさえずり  など

 自然音のBGMを聴きながら作業することで、やる気を刺激することもできます。もし、BGMを流せない環境で作業する場合は、自然音を5分聞いてから20分間作業するという方法もおすすめです。

(3)雑音の中の効果音?カフェ環境で集中力がアップする理由

カフェの雑音は、人々が集中するのに適した環境とされています。カフェのざわめきや人々の会話、飲み物を淹れる音などが集中力を高めてくれると言われています。それは、カフェの雑音が自然音を聴くと感じられる「1/fゆらぎ」のリズムを持っているからです。つまり、カフェの適度な雑音は、自然音と同様に集中力を高めると言えるでしょう(マスキング効果)

3.人気サービスを利用して集中力アップの音楽環境を整えよう

(1)集中力向上に特化したアプリやサービスの機能紹介

・Forestー集中力を高める

スマホ依存を解消&ダラダラ時間の防止。

スマホから手を離せば、木がぐんぐん成長する自分の集中時間が分かりやすくデータ化。

・集中ー勉強や仕事のモチベーション

ポモドーロ・テクニックと言われる科学的な生産向上術で、勉強や仕事をタイマーで時間管理。

25分間の集中作業と5分間の休憩を繰り返す。

・Brain fmーFocus Music

脳科学に基づいて設計された「音」によって、脳波パターンを変化させ、集中力の向上、深いリラックス、睡眠の質向上をサポートする。

※ADHDによって短期記憶や集中力の維持に問題を抱えている方のサポートにも有効です。

(2)YouTubeやSpotifyで見つけるおすすめプレイリスト

[YouTube ]

・勉強用・作業用BGM

a波で超集中・記憶力アップ 波の音✖ オルゴール (Stardyー河野玄斗の神授業)

・ゾーンに入るBGM アンビエント528hzの勉強に集中できる音楽タイマー (Study timer)

・超集中力「フロー状態」に入る作業用BGMメドレー a波で勉強・仕事・読書などが捗る (Calma

MusicーSoothing Soundー)

[Spotify]

<アルバム>集中力向上音楽Mix

<プレイリスト>集中力向上Radio

<エピソード> ごはんとみそしる Aryurvedaのある暮らし#419 集中力の観察と質の向上。

(3)BGM利用時に注意したい著作権や規約ポイント

 著作権とは、音楽や小説、イラスト、写真などの創作物を制限する権利です。 音楽は、「一般社団法人日本著作権協会(JASRAC)」が著作権を管理しています。手元のCD音源や配信音源をBGMとして使用する場合、音楽の著作権を管理する者から許諾を得る必要があります。JASRACに申請して使用料を支払うことで利用が可能です。許諾を得ずに利用できる場合があります。著作権は一定期間経過すると消滅します。クラシック音楽のほとんどは、保護期間が過ぎています。音楽をBGMで利用する際は、著作権に注意して適切な許諾を得ることが大切です。

4.逆効果!集中力を下げるリスクのある音楽とは?

(1)効率を悪くしてしまう音楽のタイプと選び方の注意点

・歌詞のある音楽

歌詞が頭に残りやすく、集中力を阻害することがあります。特に、ポップソングはキャッチーであり、注意が必要です。

・速くて大きな音量の音楽

曲のテンポが速く、音量が大きいと仕事の効率が低下することがあります。

(2)音楽で集中力を上げる方法と音楽を控えるべき状況

○アンビエント音楽を選ぶ

アンビエント音楽は、自然音やシンプルなメロディーで構成されています。(雨の音、波の音、森の音など)

○リラックス効果のある音楽を選ぶ

ヒーリングミュージックは、a波状態に脳を導いてくれる穏やかでゆったりとした音楽を選びましょう。

○歌詞のない音楽を選ぶ

歌詞のある音楽は、注意を分散させる可能性があります。

○音量とテンポに注意する

音量が大きすぎると集中力を妨げることがあります。曲のテンポが速すぎる場合も集中力を低下させる可能性があります。

◎音楽を控えるべき状況

・仕事や勉強など、集中を高める必要がある場合。

・重要な会話やミーティングをする場合

・運転中

・睡眠前

5.まとめ。集中力を最大限に引き出す音楽選びのコツ

ヒーリング音楽のようなa波を放つ音楽を聴くと、リラックスしてストレスが軽減し、集中力が向上します。そして、アンビエント音楽や歌詞のない音楽(インストゥルメンタルやジャズ)を選ぶことで、脳内物質セロトニンが分泌され、集中力の維持につながります。しかし、人それぞれ好みの音楽が違うため、自分に合った音楽を選ぶことが大切です。テンポの速さや音量に注意し、音楽のある環境作りをしましょう。

 カンティアーモ音楽教室では、生徒様自身の声と向き合い、生徒様に合った声や歌に見つけて、毎日のストレスから解放され、音楽に集中するレッスンを目指しています。プロアマ問わず、自分を知ることで、日々を楽しく音楽のある生活ができるように努めます。

カンティアーモ音楽教室

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