宇都宮の音楽教室・リトミック|カンティアーモ
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【リトミックでピアノ力アップ!効果的な指導法】2024.12.03
Contents
1.リトミックピアノ入門:音楽の新しい世界へようこそ
⑴リトミックって何?音楽と遊びの融合
リトミックとは、総合的な音楽教育であり、ソルフェージュ、リズム運動、即興演奏を通じて音楽に触れ、子供の発達全体に関わる様々な力を育む教育法です。音楽に合わせて体を動かしながら聴覚やリズム感覚、音楽が楽しいと感じる心を育みます。また、自分でイメージした動きやリズムを、音や音楽で表現するのもリトミック活動の一つです。言葉で言うと難しそうに感じますが、実際は、子供の発達過程に合わせたレッスンを行いますので、最後まで楽しくレッスンできるようなプログラムになっています。
⑵音楽教育におけるリトミックの重要性
音楽の教育を訓練、調教ではなく、子供本人が自ら進んで学び、その感覚を体感的に身に着けていくための情操教育のひとつとして、幼いころからすぐに楽器の演奏を訓練するのではなく、音を聞き、それを感じ、理解し、音を組み合わせて音楽を作ることの楽しさを身体全体で味わい、その喜びの中で、音を出し、奏でていくことへの興味と音感を育むために必要な教育だと思います。
⑶子供たちが大好きなリトミック活動の例
・動物の声や動きをまねする。
身近にいる、犬や猫。動物園で合える、ぞう、さる、馬、ウサギなど。
・乗り物に乗って、移動する。
実際は、そこにはありませんが、自動車や電車に乗ったつもりで、その動きをする。
・お化けや魔女のような、架空のもの。
ハロウィーンや絵本の内容がリトミックになることがあります。そんなときは、張り切って変装してくれます。
・打楽器やシフォンなど、道具を使う。
マラカスやタンバリンのような打楽器を使って、実際に音を出してリズムを取ってみたり、リトミック用のハンカチ(シフォン)を使って、返信したり、ものを作ったりする。
これらは、どの年齢でも導入する内容です。そして、どの年齢のお子さんでも、楽しんで頂けます。
2.ピアノとリトミックの組み合わせで最高のレッスン体験を
(1)リトミックピアノレッスンの効果は?
子供にピアノを習わせたい!と3歳くらいになっていざ体験してみると、椅子に座れない!じっとしていられない!走り回るなど、こんなはずじゃなかったのにー!と保護者様の思惑と全然違ったということがあるでしょう。こんな時こそ、リトミックの出番なのです。リトミックで身に着けられることが、ピアノレッスンへの移行へ大いに役立ちます。ピアノのレッスンが始まるまでに①リズムが叩ける②音感・拍子感がある。③音の高低がわかる④集中力がある。など、備わっていると、難なく移行できて、保護者様も指導者も安心してレッスンに取り組めます。
(2)リトミックとピアノの違いを理解しよう。
リトミックは音楽の学習に特化したものではなく、音楽を学ぶための土台作りをしていくのが目的です。0歳から親子で参加できるので、お子様の成長を直に感じられます。先生のピアノに合わせて、手足をたくさん使って音楽を表現していきます。道具は、打楽器やスティックやシフォンなど様々な道具を使います。
ピアノは、3歳ごろから始める方が多く、一人でお座りして演奏します。個人レッスンでも、グループレッスンでも親と離れてレッスンに臨みます。道具は、基本ピアノのみです。リズム練習などで、マラカスやタンバリンを使うことがあるかもしれません。レッスンでは、指でピアノの鍵盤を弾くための訓練や楽譜が読めるようにしていきます。
(3)リトミックで強化できるピアノのテクニック
・リズムの理解が早い。楽器を奏でるには、リズム感がとても大事なことです。リズムがわかると、楽譜を読むことがスムーズになります。リトミックでたくさん身体を動かして感じ取ってきたリズムは、ピアノ演奏を支えて楽しくなると思います。
・音感がある。楽譜が読める。リトミックでは、音の高低を判断させ、年齢が上がるほど、ドレミの判断ができるようになっていきます。楽器を演奏する人は、楽譜を暗記して(暗譜する)演奏します。その時、頭の中で楽譜に書いてある音をイメージします。音をイメージすることにリトミックを通じて自然と学習しているので、楽譜に対しての抵抗が少なくなると思います。
・鍵盤を弾くことができる。これは、当たり前に思うかもしれませんが、結構大事なことです。ピアノの先生のレッスン室は、グランドピアノがあることが多いと思います。グランドピアノは、キーボードやアプライトピアノと比べて、大変鍵盤が重く、鍵盤を押す力、叩く力がないと音が鳴ってくれません。リトミックでは、いろんな道具を使いますが、それを握る力こそ、指の力を増やすことにつながります。シフォン、お手玉、ボール、スティックなど握っているうちに、備わっていきます。
3.正しいリトミック指導法で子供たちの成長をサポート
(1)リトミック講師の役割と資格取得の方法
リトミック講師の役割は、リトミックのレッスンで、ソルフェージュ、運動、即興演奏を同時に行う中で、音楽の個々の能力を伸ばし、五感で感じたことを表現したり、想像したりできる力を発揮できることで、子供の心身的安定と成長をさせることができる。音楽指導のレッスンを通して子供たちが一人一人の潜在的能力を引き出してあげることなのです。
リトミックを指導するのに、必ずしも資格が必要なわけではありません。しかし、より教育的な指導や、幼稚園や保育園などで活動したい指導者には、知識は必要かと思います。日本では、たくさんのリトミック資格が取得できる協会があり、自分がどんなことを指導したいのか、明確になっていると良いと思います。最近では、英語を使った英語リトミックが人気ですが、資格を取得するのに、条件が付きます。英検2級以上、もしくはTOEIC500~600点以上というのを、どの協会でも提示しています。そして、資格を取得できる期間も様々です。短期間で取得できるところでは、早くて1週間。長いところですと4年。取得できる場所は、音楽大学、音楽専門学校、通信講座、リトミック研究センターなどがあります。私が資格を取得したところは、一般社団法人日本音楽脳育協会というところです。脳育協会のメソッドに基づいたリトミック資格が取得できます。私自身、声楽家ということもあり、音脳声ミックという、協会オリジナルの「声」に特化したリトミックができる資格を取得しました。資格の勉強を通して、リトミックの在り方を学び、感心させられたのは言うまでもありません。
(2)効果的なリズムトレーニングのポイント
リトミックでは、身体全体を使います。まずは、指導者の音楽に合わせて歩くことから始めます。テンポを上げて早歩きや、走ったりします。もっとダイナミックにするときは、ジャンプを連続でする。付点のリズムにしたい場合は、スキップをします。少し複雑にしていく場合は、歩きながら手をたたきます。あとは、「しあわせなら手をたたこう」「手をたたきましょう」など手遊び歌を取り入れます、歌いながら手足を動かして、楽しみながらリズムを感じます。
(3)親子で一緒に楽しめるリトミック教室の選び方。
リトミックは、0歳から楽しめるレッスンです。だいたい0歳~2歳対象にリトミックを開講している教室ですと、親子一緒に参加することが多いと思います。3歳~5歳対象のリトミックは、保護者とは離れてレッスンを行います。リトミックは、対象年齢の幅が広いため、年齢別になっている場合が多いです。そこで気になるのは、子供の年齢、発達合っているか。
生の楽器を使っているか。
先生や教室の雰囲気が合っているか。
費用は妥当か。
もしかしたら、初めての習い事になるかもしれませんね。どうしても心配事はたくさん出てくると思います。体験レッスンや事前にお問い合わせをするなどして、判断してください。 運営する団体の考え方や先生の進め方など、千差万別のリトミック教室。入会する前にチェックすることはたくさんありますが、子供にとって一番優先すべきことが何なのかじっくり考えて、子供が楽しんで取り組める教室にであえるといいですね。
4.オンラインでも楽しめるピアノリトミックピアノの可能性
(1)オンラインリトミックのメリットとメリット
メリットは、おうちにあるものをリトミックに取り入れられる。
おうちにあるものなので、子供たちがよく使っているものをレッスンに取り入れることができる。
画面共有で、一緒に楽譜や音符を見ながらリズムを表現することができる。
Zoomなどの画面共有システムを利用する。
テレビを見る感覚で、パネルシアターや紙芝居、絵本の読み聞かせができる。
デメリットは、インターネット環境は必須です。
スマートフォンの受講は可能ですが、タブレットやパソコンなどの大きな画面でレッスンを受ける方が良いでしょう。
子供の集中が切れやすい。好きなものばかりにかこまれているため、画面から外れて、遊びだしてしまうことが懸念されます。
(2)オンラインリトミック教室の活用法と注意点
オンラインでのレッスンの強みは、流行り病が蔓延した時期に飛躍的に活発化しました。他人との非接触でレッスンができる画期的なレッスンです。そして、ほとんどの家庭が共働き家庭で、なかなか教室に連れていく時間が取れないと悩んでいる保護者がいると思います。そういった場合にオンラインレッスンは、十分発揮できると思います。私としては、なるべく生の音に触れてほしいというのが本音です。音の振動や教室の雰囲気を肌で感じ、レッスンのライブ感を味わってほしいと思いますので、オンラインレッスンのみではなくて、実際リトミックの教室に行ける日があれば、是非行ってほしいと思っています。
オンラインレッスンの注意点として、ネット環境を確認してください。Wi-fiが利用できる方が、画像が止まったり、音が切れたりせずに、最後までレッスンができると思います。スマートフォンでもできますが、画面が小さすぎて先生が何をしているかわからないので、タブレットやパソコンの利用をお勧めします。そして、できれば、ご自宅でもレッスンがスムーズに実施できるように、他のテレビが付けたままとか、おもちゃやお子様がよく遊んでいるものなどが近くにないようにして頂けると良いと思います。オンラインの場合は、ご自宅の準備をしっかり整えてのぞんでください。
5.リトミックピアノの魅力をもっと知ろう!
リトミックは、音楽教育を受ける基盤です。リトミックレッスンによって、リズム感、音感、即興力が身に付き、子供たちの身体・精神も成長させることができます。親子のコミュニケーションのツールとして、スキンシップをはかり、自己肯定感を高めていくことができます。講師の即興演奏に反応できるということは、耳も育っているので、話の理解力が上がります。よく話が理解できると、作曲者の意図がわかり、ピアノの楽譜も理解しやすくなります。リトミックの効果は、決してすぐに表れるものではないので、不安になることもあるでしょう。私も講師の資格を取るまで、こんなに奥が深いものとは知りませんでした。しかし、リトミックを経験したお子様は確実に様々な分野で成長していて、ピアノのレッスンに移行しても楽しくレッスンに臨めると思います。これからお子様の習い事を考えている保護者さまにはぜひお勧めしたいです!
カンティアーモ音楽教室では、声ミックという「声」に特化したリトミックを行っております。保育園へ定期的に出張レッスンを行っており、保育園の子供たちや保育士の方々にも好評です。どんなことやるのか、ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。0歳から親子で参加受け付けています。どうぞよろしくお願いします。