宇都宮の音楽教室・リトミック|カンティアーモ
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ボイトレ初心者必見!上達へ導くおすすめ練習法2025.01.06
現在の音楽教室は、多様な楽器にあふれ、どれも魅力的なものですが、楽器の演奏を習得するのに数か月かかるのが当たり前です。ですが歌ならどうでしょう。楽器はいらないですし、ご自身が声を出せれば、いつでもどこでもできます。ボイストレーニングは、手軽に始められるのが大きな魅力でもあります。Contents
1.自宅でボイトレを始める前に知っておきたいこと
⑴ボイストレーニングの基本と効果を理解しよう
◎正しい姿勢◎肩幅に足を開き、背筋を伸ばし、顎を軽く引いた状態を保ちます。この時、肩が上がらないように注意してください。肩を後ろに一回りさせ、肩甲骨を少し寄せられると、胸部が開いて、呼吸がしやすくなります。
◎腹式呼吸◎
通常立っているときは、胸式呼吸をしています。でも歌うためには腹式呼吸も必要です。腹式呼吸は、通常寝ているときにしている呼吸で、身体の力が適度に抜けているリラックスした状態でできる呼吸です。息を吸い込むと同時に、みぞおち辺りにある横隔膜を下げて肺を広げます。この時、おなかにある臓器が押し下げられることで、おなかが膨らんでいるように見えます。寝た姿勢でできるようになったら、立って呼吸してみましょう。なるべく長い呼吸で力まないようにすることが大事です。
◎ストレッチ◎
声は、筋肉を利用するので、運動するときと同じようにストレッチをして、身体全身をほぐします。首、肩、背中、腰、股関節、太もも、膝、手足首そして、顔の表情筋、舌を丁寧にストレッチしてください。呼吸しやすく声が出しやすくなります。
⑵自分に合った声の出し方や息遣いを発見する
・自分の声質を知るまずは自分の声質がどんなものなのか知ることが大切です。人それぞれ見た目が違うように、声も人によって全く異なるので自分にしかない個性を見つけてみましょう。自分の声がどんな歌声の種類に当てはまるのかと一番相性がいいのか把握することが上達への近道です。
声の種類には、チェストボイス、ファルセット、ミックスボイス、ヘッドボイス、ウィスパーボイス、ホイッスルボイスなどがあります。どの声質に当てはまるかは歌ってみないとわかりません。しかし、自分に聞こえている歌声と実際の歌声は異なります。そのためまずは家族や友人など周りの人に聞いてもらったり、歌声を録音して自分で聞いてみたりするといった方法でぜひ一度確認してみてください。
声質がある程度把握できたら、歌っていて心地よい曲を探したり、声質が似ているアーティストの歌声の使い分け方を参考にしたりするのもおすすめです。
また、自分の声質が分かったからといって最初から一つの歌い方だけにこだわるのではなく、楽曲のジャンルや雰囲気に合わせて歌声の種類を使い分けられるようになると、表現力の幅が広がり、同じ歌でも全く違う雰囲気にすることができます。
⑶無料で試せるボイトレアプリや動画で気軽に始める
ボイトレに通うのがためらってしまう方には、気軽に始められるボイトレアプリがあります。そもそもボイトレに通うことにためらってしまう理由は何でしょう。・ちゃんと通えるか
・月謝は妥当か。
・どんな先生なのか。相性はどうか。
・レッスンの内容についていけるのか
などではないでしょうか。大手音楽教室は基本、曜日と時間は固定で振替はできないコースが多いと思います。それでは、何らかの理由で休んでしまうと月謝が無駄になってしまいます。それでも何か自宅でできないか考えると、ボイトレアプリが始めやすいかと思います。
ボイトレアプリでは、自分の音域、ロングトーンの長さ、ビブラート、音程の正確さ、リズム感が確認でき、さらに基本練習を毎日提供してくれ、さらに、歌った曲の評価をしてくれます。練習回数に制限あり。ここまでで無料コースです。有料コースでは、高音域の習得やミックスボイスのコース、ビブラートコースと目的に沿ったコースなどが選べます。練習回数が無制限になります。私は調べていてここまでやってくれるのか!と感心してしまいました。
2.おすすめの自宅ボイトレメソッドと実践ポイント
⑴正しい呼吸法で力強い声をつくり出す腹式呼吸
腹式呼吸は少ないエネルギーで効率の良い呼吸ができるので、気管支炎、ぜんそくなどで肺の機能が低下している人に最適といわれています。 また、普通に呼吸をしているときには、吸った空気の7割しか吐き出されていませんが、腹式呼吸では、ゆっくり深く呼吸することによって全部の空気を吐き出せます。では、実際にやってみましょう。・まず、お腹に力を入れて、身体に残っている息を吐きだします。
・出し切ったら、お腹の 力を抜きます。自然に空気が入ってきてお腹が膨らみます。
・そのままゆっくり鼻から空気を吸い続け、胸部が前後に広がるまで空気が入ったら、3秒息を止めます。
・ゆっくりと口から空気を吐き出します。
・吐き切るとお腹に少し力が入り、前かがみの状態になるので、お腹の力を抜き、背筋を伸ばして、自然に空気を入れます。
⑵リラックスした状態で喉の筋肉を鍛えるリップロール
リップロールとは、唇を軽く閉じてプルプルと振るわせることです。以下のような効果があります。・音程が取れるようになる
・ファルセットへの切り替えができるようになる
・声帯の調整ができる
・適切な息の量の調整を学べる
・横隔膜・呼吸筋のトレーニングになる
単純なトレーニングですが、プロのウォーミングアップにも使われ、声帯の調整をする効果があり、コンディションを整えるために、本番前に取り入れるプロの歌手もいます。
もし、うまくいかないときは、軽く唇を閉じたら、唇の端を指で押さえてから一気に息をぶつけるように吐いてみてください。慣れてきたら、音程を付けてみましょう。
⑶カラオケで実践しながら上達する音程と発音の練習法
音程が合わない理由は、大きく2つに分かれます。・感覚性音痴
音程の高い低いなどを正しく認識できないため、正しい音程の曲を聴いても、その音程に合わせて歌うことができない。
・運動性音痴
大体の音程は合うのに、難しい音程の部分が合いにくい。自分で音程が合っていないとわかっていても、なかなか音程を合わせることができない。
感覚性音痴の練習方は、ピアノを使って、「目」と「耳」でつかんでいく方法です。
ド→レ ド→ミと、視覚的に音が離れていることを認識し、さらにどちらの音が高いかも聞いて覚える。つまり、歌う練習よりも、聞く練習から始めるのです。
そして、運動性音痴の練習方法は、発声練習や音程を合わせる練習で、音程が合いやすくなります。つまり、歌う練習をすることが大切です。まずは歌いたい曲をハミングを使って練習するとより音程がわかりやすくなります。
次に、発音練習ですが、カラオケでやるというよりは、カラオケで歌う前にやってほしいトレーニングです。特に、発音を意識したトレーニングは、口周りの筋肉や舌をほぐすためには最適です。特に舌が使えるようになると、大きな口を開けなくてもハッキリとした発音ができるようになるので、是非やってほしいと思います。主なトレーニングは、次の通りです。
① リップロール
② 舌のストレッチ
③ 「ら・り・る・れ・ろ」の発声練習
① では先にやり方を述べたように行います。一息で音程を変えながら、口と喉をほぐします。
② では、口の壁を舌で押したり、歯茎の上をぐるぐる回ったりします。たくさん唾液が出ますがそれが正解ですので、ご安心ください。
③ は、「L」と「R」の発音を丁寧にします。音を半音ずつ上げて練習します。
3. ボイトレがもたらす効果とその持続するためのポイント
⑴ トレーニングで得られる声の美しさやパワーを維持する方法
発声トレーニングの大きな効果として、声の質の向上が挙げられます。声の質は、聴く人に与える印象やメッセージの伝わり方に大きな影響を及ぼすため、特に人と接する機会が多い人々にとっては重要な要素です。声の質が良くなって、美しい声が出せるようになることで、自分に自信が持てるようになり、相手に信頼感や安心感を与えることができ、コミュニケーションがより円滑になります。声の質を向上させるためには、まず音域を広げることが必要です。発声トレーニングでは、音階や声の高さを調整するエクササイズが行われます。これにより、低音域から高音域までをスムーズに出せるようになり、声に幅が出ることで、話の内容に応じた表現が可能になります。たとえば、感情を込めて話したり、強調したい言葉を際立たせたりすることができるようになります。
また、響きのある声を出すためのトレーニングも重要です。声を響かせるためには、共鳴腔の使い方を理解する必要があります。喉や口腔、鼻腔などの共鳴腔を上手に活用することで、声に深みや温かみを与えることができます。このようなトレーニングを行うことで、より魅力的な声を手に入れることができ、相手の耳に心地よく響くような表現が可能となるのです
このトレーニングを毎日行っていけると理想ですが、そうではありませんね。まずは自分ができることを一日5分から続けてください。時間ができたら、10分から30分くらい。ぎちぎちにやりすぎてしまうと、一旦止まったら最後、練習ができなくなってしまいます。声は、丁寧に使えばずっときれいに保つことができます。発声練習を習慣化して、声を美しく保てるようにしていきましょう。
⑵ 歌唱力を高めるために意識すべき表現力と感情の伝え方
歌の表現力とは、歌を通して、楽曲や歌詞に込められた感情や思いを表現する力のことを指します。私が一番重要だと思うのは、歌詞を理解することです。歌詞を理解することは表現力アップにつながります。言葉から伝わってくる思いや感情。なぜそのような思いや感情になったのかという背景など、深い部分で歌詞を理解することで何を伝えたいのか理解できます。 まずは歌詞を声に出して朗読してみてください。まるで小説を読むように、主人公の気持ちの変化を捉えられると、感情が生まれるでしょう。その感情をメロディーに乗せて歌います。
次に「Aメロ、Bメロ、サビ」といった、歌詞の区分を見つけましょう。感情の強さは通常「Aメロ<Bメロ<サビ」変化していきます。自然とサビに向かって感情が膨らんでいくようになっています。つまり、Aメロで頑張りすぎると、サビまで感情が維持できません。たまにCメロが入っている歌があります。そのあとはいよいよ大サビです。Cメロは、どこにも属さないので、メロディーの変化を心の変化と捉え、大サビに感情を注入しましょう。
そして、顔の表情はどうでしょう。その感情のような表情になっているでしょうか。表情が出にくい方は、鏡を見ながら練習してみてください。喜怒哀楽をそれぞれ見てみましょう。それから、感情が乗ってくると、自然に体が動いてくると思います。外国語のボディランゲージのように身振り手振りでも感情をさらに強く表現します。
⑶ 日常で取り入れられる継続的なボイトレ習慣と練習量
日常、自宅で直ぐに取り入れられる練習法は、次の通りです。① ストレッチ
全身のストレッチを入念にして、声を出すと、喉が痛くなりにくくなります。
② 呼吸
特に、腹式呼吸です。背筋を伸ばして肩を開き、鼻から力を入れずに吸い込みます。2秒息を止めて、細く長く息を吐き切ります。メトロノームでテンポを付けて、4カウント吸い込み。4カウント息を止める。8カウント息を細く吐く。を繰り返すとやりやすいです。
③ リップロール
リップロールをしているときは、喉に力が入らないため、歌うときに喉を締めてしまう人にはとくにお勧めです。慣れてきたら、音程を変えてならしてください。
これらを一気に行うと、20分から30分はかかります。一日の練習量は、曲を歌うことをプラスしても30分から1時間くらいがいいでしょう。①②③を一度にやらずに時間をおいて行うのもいいと思います。何事も継続が大事なので、自分が続けられる練習量にしましょう。
3. オンラインで学べるボイトレ教室やサポート機能を利用
⑴ 初心者にも分かりやすいオンラインボイトレのメリット
・対面レッスンより、レッスン料金が安い施設の費用にお金がかからないので、手ごろな価格設定が多いです。
・好きな場所でレッスンを受けられる
自分の部屋、カラオケボックス、レンタルスペースなど、好きな場所でできる。自宅なら交通費をかけずにレッスンができます。
・周りを気にせず、気軽に始めることができる。
オンラインのボイトレレッスンは、基本マンツーマンなので、どんなレベルの人でも気軽に始められる。ボイトレレッスンの受講を希望される方の中には、苦手意識の克服を目的としている方が多いです。誰にも知られずに受講できるので、知り合いに合う気まずさなどはありません。
もし、レッスンをオンラインで受講したけど、ネット回線が途切れがちで、うまく聞き取れなかった場合、やり直しレッスンをしてくれるところもあるようです。
⑵声の悩みや質問に答えてくれる講師とのコミュニケーション
一昔前は、特に声楽の先生の中には、めちゃくちゃ怖い先生もいました。先生のレッスンについていくのがやっとで、質問できる雰囲気ではなかった、ということを知り合いの声楽家の方に聞いたことがあります。現代のボイストレーナーは、とてもフレンドリーで、優しい先生ばかりです。音楽は楽しいもの、歌うことは楽しいものと思っているので、先生方は、生徒と一緒に楽しさを共有したいのです。もし、生徒が悩んでいたら、絶対その悩みに答えてくれますし、すぐ答えが見つからなくても一緒に見つけてくれると思います。生徒の皆さんは、トレーナーを信じてついてきてほしいです。たくさん話して、たくさん歌って、たくさん笑ってください。こんな質問したら、笑われるかな?なんて思っている方は、心配無用です。どんな小さいことでもちゃんと解決していきましょう。⑶自分に合ったボイトレコースや料金プランを見つける
オンラインレッスンのコースでは、フレックス制(日時・時間が選べる)を導入しているところが多く、日時の変更などを柔軟に行ってくれる教室が多いです。ここが対面レッスンとの大きな違いかもしれません。大手音楽教室は、ほとんど日時・時間が固定です。生徒からの時間の変更希望は、受け付けられないところもあります。なので、時間変更ができるとありがたいですね。そして、料金は45分から60分のレッスンで、5,000円前後が多いです。これには、テキスト代も含まれます。
あと、チケット制を導入しているところもあります。1か月何回までという縛りがなくなるので、時間がやりくりできれば、何回でも受けられます。
あなたは、どんなレッスンカリキュラムがお望みですか?
いくつか無料体験レッスンを利用して、スクールの様子を体験してみるといいと思います。
5. 効果的なボイトレを続けるためのアドバイスとまとめ
ボイトレは、運動でいう基礎トレーニングがメインなので、一日に長時間やったからといってすぐに効果はでません。しかし、毎日5分から30分のトレーニングの継続で、数か月後にはかなり効果があることは間違いありません。もっと声について知りたい場合は、ボイストレーナーのレッスンを受けてみてください。必ず新しい発見があるはずです。そして、一生美しい声が出せるように、ボイトレを習慣化し、たのしく歌い続けられるようにしていきたいですね。カンティアーモ音楽教室では、声についてもっと知りたい。ボイトレを体験してみたい方をお待ちしております。現状で納得できない方は、是非お問い合わせください。そんなあなたをお待ちしております。